高速道路で車が燃えるバンド みるきーうぇい

何気なくTwitterを眺めていると上のツイートが流れてきた。

え?

みるきーうぇいの車燃えてんな。
これ、完全に燃えてんな。

普通に大事故だけどマジで怪我とかなくてよかったっすね。
一歩間違えば死んでた。
乗員全員無事みたいで安心しました。




ノンフィクションの音楽

高速道路でレンタカーが炎上する系バンド、みるきーうぇいのことを皆さんはご存知だろうか。
自らのことを”大人になるのをやめてしまったバンド”と称している彼女たち。
その肩書きにたがわず、青春を体現しているバンドだと思う。

みるきーうぇいの音楽が誰のための音楽なのかと言われれば、安易な言葉を選ばせてもらうとメンヘラと呼ばれる人たちのためのものなのかもしれない。
歌詞の内容やボーカル伊集院香織の振舞い方に代表されるように、バンド全体として決して健やかな人たちのために向けて歌っているわけではないだろう。
彼女たちの音楽はそれで正解だし、だからこそみるきーうぇいだ。
彼女自身も健やかじゃないし、どの街にもこの音楽を必要としている人は絶対にいる。
やっぱ車燃えて死ななくて良かった。
こういうアーティストは絶対に必要だよ。

みるきーうぇいを見ていると強烈なアンチテーゼを感じる。
社会に対して、自分に対して、敵に対して、大好きな人に対して。
反骨心や侮蔑の眼差し、行き過ぎて歪んでしまった愛情。
様々なものが渦巻いて伊集院の音楽を形作ってる。
彼女の主張や思いは音楽にのって届いている。




みるきーうぇいの曲は総じてシンプルなロックだ。
こねくり回してなくて好き。
憧れの遠いバンドマンというよりは日常で側にいてくれる音楽。
だからこそ歌詞の意味とかも考えやすいよね。
みるきーうぇいに凝ったリフとか複雑なリズムとかは似合わなさすぎる。

大人になるということはきっと矛盾や不条理を受け入れていくということだ。
でもみるきーうぇいは不器用で真っすぐなんだろう。
彼女たちはそれを受け入れることを拒否した。
伊集院はそういうことを歌にしている。
それこそが青春なんじゃないかなと僕は思っている。

みるきーうぇいの魅力はただただ歌詞に尽きる。
これを読んでいるあなたがみるきーうぇいの音楽を必要としているかどうかは分からないが、是非聞いてみてほしい。
みるきーうぇいはノンフィクションの音楽を鳴らしている。
少しでも魅力が伝わっていると嬉しい。

車燃えたのがきっかけで名前が売れるといいけど。
アクシデントは幸運に変えてほしい。

それでは。

オモテ

音楽について思うところを書いています。