eillは2018年、MAKUAKEで幕を開ける

“はじまりは圧倒的素敵なもの 嗚呼っと言わせるの 幕開け”

才能溢れるアーティストばっか出てきて困るよ、マジで。

2018年6月にデビューしたeill。
彼女は絶対ブレイクすると思うから今のうちに紹介しておこうと思います。

MAKUAKEと銘打たれたeillの1stアルバムを聞いたんですが、凄いアルバムですねこれ。
一言でいうと贅沢。
本当にゴージャスな音楽体験をさせてくれる1枚だと思う。

このMAKUAKEって曲、めちゃめちゃ良くない?
バンドサウンドなんだけど打ち込み的アプローチの構成で、楽器陣もシンプル。
最近流行ってるゆったりめのBPMのダンスサウンドに色気のあるeillの声が良く映える。
サビもキャッチーの極みだし、歌のリズムも連符使ったり緩急付けたりで飽きないし、なんすかこれ。最強じゃん。
まだ彼女は20歳。デビュー曲がMAKUAKEなのは末恐ろしい。




彼女の作る音楽は良い意味で日本人らしくない。
アルバムのリード曲、FUTURE WAVEはそれがよく分かる1曲だ。
歌のメロディやリズムがどうもJPOP寄りではない。
サビとか凄いよね。楽器もガンガン音抜いてるしカッコよすぎる。
日本のポップスに合わせた曲を作るとこんなに洗練されないと思うし、シティライクでもないし、色気も出ないと思う。

それもそのはず、eillは音楽のルーツを日本の音楽以外の場所に持っている。
KPOPを始めとした韓国の音楽シーン、モータウンのソウルミュージックやブラックミュージック。
珍しい音楽遍歴辿ってるなと思いつつ、腑に落ちる部分もある。
幼少期から日本の音楽シーンばかり追っていたらたぶんハタチでMAKUAKEは作れない。
完全に理論ばって作曲していれば自分のルーツじゃないようなジャンルのメロディも書けると思うけど、彼女はきっとそうではなくて、ふと湧いてくる歌がもう既にeillらしい音楽になっているんだろう。
でも日本のポップスからも離れすぎてなくてちょうど良い場所に落としてくれている印象だ。
eillのように様々な音楽を吸収してきた若者こそが書ける音楽。
だから彼女の作品は目を引く。
「似ている音楽もあるけどどこか違う、もしかしてこれって聞いたことないタイプの曲じゃない?なんか癖にならない?これって新しい才能なんじゃない?」
僕は初めて聞いたときそんなことを感じてた。皆さんはどうですか?

踊れる曲もあるししみじみ聞ける曲もあるしdeepな曲もあるしでMAKUAKEはかなり良いアルバムだった。
eillがこれからどんな世界を広げていくのか楽しみです。
彼女はまだ、幕を開けたばかり。



オモテ

音楽について思うところを書いています。