二人でもかっけえ音を鳴らせるってこと、ドミコが証明している

ロックバンド=4人という構図はビートルズが完成させた。
彼らが出てきて50年以上経つ現代。バンドの編成はかなり自由になってきてはいるが、それでもやはり4人編成がスタンダードであることは間違いないだろう。
歌、ギター、ベース、ドラム。これが黄金編成だ。

でもまあ、音楽やるのに4つのパートが必ずしも必要なのかと言われたら、答えはNOなわけで。
歌がなくても音楽は出来るし、ギターがなくても出来る。ベースがなくても問題ないし、ドラムがなくてもバッチリ音楽になる。
その事実は何十年もかけて理解されてきた。
そしてここ十数年でようやくリスナーの固定観念も取り払われてきた。
「あ、スタンダードじゃなくてもカッコいい音楽ってあるんだな」と。

日本にもいます。スタンダードじゃなくてもかっけえバンドが。
ドミコって言います。

編成はアブノーマルでも、中身はシンプルにカッコいい。
ギターのさかしたひかるとドラムの長谷川啓太の2ピースバンド。
実は2011年から活動しているキャリアの長いバンドだ。
ドミコが評価され始めたのはここ数年な気がするから意外だった。

彼らの曲はゆったりしてて、ガレージ感だったりサイケ感だったり、そういうものを感じるものが多い。
そのサウンドは”ドミコ”としか言いようがなく、唯一無二だ。
しかし、彼らは世間からズレてるわけではない。
ドミコの曲はポップである。
ギターとドラムしか無いのに何故か安心感のあるポップだ。

ありふれてる曲を作ってる訳じゃないのに、不思議だなあ。
気だるいボーカルのおかげなのか、ギターリフのおかげなのか、まあ色々な要素が合わさってポップでキャッチーなものになってるんだろう。

ドミコには中毒性がある。
一度ハマったら病みつきになるタイプ。
きっとあなたもやめられなくなる。そういう音楽。




最新曲であるペーパーロールスターは今までのドミコの歴史を辿りつつも、新たなサウンドになっている。

確かにドミコの音楽だ。
ガッツリとポップである。そして今回はロックである。
今までのドミコにはなかった疾走感が十二分に感じられる。
ギターとドラムだけとは思えないバンドサウンドだ。

ドミコ、こんなリード曲も作れたんだなあ。
かっけえ音楽ってのはこういうことだと思う。
相変わらず歌詞はよく分からんこと歌ってるけど、この曲はマジでかっけえ。

ライブではルーパーを使って演奏しているようだ。
現場でもこんなに厚い音が鳴らせるのかはちょっと分からないけど、たぶんドミコは鳴らせるから評価されてるんだろう。
二人しかいないステージからこんな音で演奏されたらマジで興奮するだろうな。

バンドの楽器数が増えるのは、レンジの広い音を出すためだったり、たくさんの音色を使うためだったり、色んな理由がある。
でも、二人でこんなにかっこいい音を出せるんであれば全く問題ないだろう。
ドミコは結成当初から二人編成だ。
固定観念に捉われない人が作る音楽は面白い。
アルバムを作る時期で曲の色がガラッと変わったり、革新的な曲を作ったりする。
ドミコはそういうバンドだ。

今日はこの辺で。
それでは。




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