今のサイダーガールのこれじゃない感が凄い

僕はドラマチックという曲でサイダーガールを知った。
あまりにもオーソドックスな曲だけど、こねくり回した音楽が蔓延っていた当時は久々の王道ロキノン勢に心躍ったものだ。

綺麗目なボーカルと8ビート、ルート弾き中心のベースと気持ちいい歪みでオクターブを弾いてるギター。
メロディとコードがよければ正直これだけで僕達ロキノン厨には十分なのだ。
彼らはこの爽やかさを”炭酸系”と呼ぶ。

全然炭酸系じゃない

サイダーガールの最新のMVだ。

なんだろうこの、”これじゃない感”は。

異常なまでのKEYTALK感。
おいアレンジャー。絶対意識してんだろ。

全くもって炭酸感がない。
炭酸抜けきっちゃってるよこの曲は。
ただただ甘いジュース。人工甘味料のねばねばした甘さがまとわりついてくる感じ。




ドラマチックやオーバードライブを聞いたとき、このバンドは伸びると思った。
ストレートな音楽はいつの時代も若者に届きやすいから。
My hair is badやback numberがここ数年の代表例だろう。

他のバンドと差別化が図れていたのは、爽やかさというファクターだ。
男臭くもなくて女々しくもない。
おっさんの音楽でもないし、でも高校生の音楽でもない。
ちょうどいい立ち位置の”お兄さん”の音楽だった。
彼らなりのロックを模索した結果のサウンドだ。
雑味のない爽やかさ、まさにサイダーを体現していた。

そんなバンドだから彼らは注目されたのに。
なぜメジャーデビューすると曲調が変わってしまうのか。
メジャーが悪いとは全く思わないが、売り方を間違えるなよ。

サイダーガールという名前を使って流行ってるバンドの二番煎じをしてもしょうがない。
もう少し彼らの音楽を伸ばすアレンジをしてほしいなと思うのは僕だけだろうか。

サイダーガールにはポップじゃなくてロックを演奏していてほしい。
ロックという疾走感こそがきっと彼らを炭酸系たらしめるものだから。

オモテ

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